皆さん、こんにちは!21世紀でくのぼうです。
以前、投稿した記事で国家試験である「日本語教員試験」の結果報告をさせていただきました。noteでもこのBlogでも本当に想像以上のたくさんの温かい反響をいただき、改めてこの試験への関心の高さを実感しています。記事を読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます🙇✨
さて、予告通り今回は、私が実際にどのような戦略で合格を掴み取ったのか、「合格のための試験対策」について、使用したテキストや具体的なスケジュール、そして本番のリアルな感想まで余すところなくnote記事投稿時より詳細にお話ししたいと思います!
当時の私の生活環境について(前提条件)
具体的な対策に入る前に、私の学習の前提条件となっていた「当時の生活環境」について少し触れておきます。この「環境」が、合格を左右する大きなポイントだったと感じています。
私の1年間のスケジュールはこのような形でした。
- 1〜3月: 養成講座にて座学の受講
- 4〜6月: 養成講座にて初級の演習
- 7〜9月: 養成講座にて中上級の演習 + 教育実習
演習は週2回あり、毎回8分程度の教案作成と模擬授業が課されていました。教育実習は週1回で、内容は似ていますが、学生役は同じ日本語教師を目指す受講生ではなく、日本で生活する外国人のボランティアの方々を前にして本格的な模擬授業を行いました。(通っていた養成講座についてはまた別の機会に投稿します🖊️)
そして、正直に白状しますと、この時期の私は「実家暮らしのプー太郎」でした(笑)。 養成講座の過酷な演習に全力を出しつつも、家事などに追われることなく、試験対策のための時間をしっかりと確保できたことが、結果的に合格の大きな鍵だったのかもしれません。
使用した教材(あえて手を広げない!)
養成講座の先生からアドバイスを受け、焦ってあれこれと手を出して失敗するのを防ぐため、私は購入する教材を徹底的に絞り込みました。実際に使用したのは、以下の4つだけです。
① 日本語教員試験対策・単語集
手始めにこの用語集に取り組み、試験に必須の基本的な専門用語を徹底的に暗記しました🧠
書籍名: 日本語教員試験 対策用語集
著者: 岩田 一成
② 応用試験対策500問
このテキストで知識をインプットからアウトプットへと切り替えるイメージを掴みました✊️
書籍名: 日本語教員試験「応用試験 読解」解ける500問
著者: 坂本 正
③ 日本語教育能力検定試験の過去問3年分(令和4〜6年)
新試験である日本語教員試験の過去問がまだない中、最高の代用品として活用しました。本番を想定した時間配分の演習はこちらを繰り返し解きました🖊️
書籍名: 日本語教育能力検定試験 試験問題(令和6年度ほか)
発行: 日本国際教育支援協会
④ YouTubeでの聴解対策
机に向かって勉強するのが辛くなった時や疲れた時は、ソファに寝転がりながらスマホで聴解対策をしていました📼 特にオススメなのは、「日本語教師になるももこ」さんや、「大根のイラストが目印」の先生が運営されているチャンネルです。プロの視点でより本番に近い対策が無料ででき、私はこれらの無料コンテンツのみで合格ラインを超えることができました👀✨
全体スケジュール(4月〜10月)

私が実践していた試験対策の大まかな流れは以下の通りです。
4〜5月:【用語に慣れる期間】 まずは基礎体力をつけるため、専門用語のインプットに注力しました。
6〜8月:【瞬発力を鍛える期間】 用語の意味や概要を、パッと見出しを見ただけで瞬発的に思い出せるように反復しました。
9〜10月:【実践力を固める期間】 過去問や演習問題を中心に、本番の試験形式や時間配分に体を慣らし
ていきました。
各参考書の具体的な使い方
上記のスケジュールで、それぞれの教材をどのように使い倒したのか、どうやって実力を伸ばしていったのか、もう少し細かくご紹介します💪
📚️【用語集の使い方】
まず、全体のページをざっくり20ページ前後を1セットとして、付箋で細かく区切りをつけました。
- 黙読期: 試験対策の最初に行う基礎固めです。用語や知識に何度も触れて感覚を研い澄ますため、あえて無理に暗記しようとせず、負荷をかけずにさらっと「黙読」する時期としました。1日1セットで大体2週間程度で1周できます。これを全体で2〜3周ほど回しました。
- 黙読・音読期: インプットが進んだこの時期は、1日2セットにペースアップしました。例えば、
1日目:1〜20ページを音読、21〜40ページを黙読
2日目:21〜40ページを音読、41〜60ページを黙読 というように、前日黙読したものを翌日必ず
音読し、文字の知識と「音・リズム」の記憶をしっかりと結びつけて定着させました。
📚 【応用500問の使い方】
- 一問一答: 用語集の音読を経て自分の知識に少し自信がついたら、応用500問の前半部分にある一問一答に取り掛かりました。ここで、自分の中に潜んでいた微妙なニュアンスの違いや、勘違いしていた記憶のズレを徹底的に修正します。間違えた問題は、すぐに音読して「誤答ノート」にメモし、後から見直しやすくしたのが合格への大きなポイントでした!
- 演習問題: 一問一答でアウトプットに慣れたら、いよいよ演習問題へ進みます。レベル別に、実際の問題形式をリアルにイメージして作られているため、まだ公式の過去問が少なかった当時、このテキストを何度も繰り返し解いたことが本当に力になりました。
💻 【YouTubeの活用法】
高低アクセントの問題や、口腔内の仕組みに関する音声・音声学の問題に関しては、新しい日本語教員試験の形式が、これまでの「日本語教育能力検定試験」と非常に似ています。そのため、YouTubeで「日本語教育能力検定試験 問題Ⅱ」と検索し、無料の解説動画や過去問解説に取り組むだけで十分な対策ができました。 この分野は苦手意識を持つ受験生が本当に多いので、私のスケジュールに関わらず、早めに着手しておくことを強くおすすめします🏃♀️💨
📝 【日本語教育能力検定試験の過去問の使い方】
いよいよ総仕上げとしての過去問演習です。私は「応用試験」の対策がメインだったため、『試験Ⅱ(聴解)』と『試験Ⅲ(記述・記述以外)』をひたすら解きました。こちらは、知識を増やすというより「試験本番の時間感覚とプレッシャーに慣れること」が主な目的です。
私の体感としては、出題の形式やアプローチの仕方は4割程度が重なっている印象を受けました。 解く際のポイントとして、試験Ⅱは規定通りの30分、試験Ⅲは記述問題を除いて90分で解き切り、残りの10分で見直しをするというタイムマネジメントを徹底しました。
🔄 【総仕上げの工夫】
これら『応用500問』や『過去問』を解く中で間違えた問題や曖昧だった知識を、1冊のノートにギュッとまとめました。そのノートを、電車での移動時間や家事の合間のちょっとした隙間時間にパラパラと眺めるようにしていました。 自分の苦手なポイントだけが詰まった「手書きの弱点ノート」なので、最後の直前期の定着度が劇的に跳ね上がったと感じています。
本番のリアルな感想
これだけの準備と対策を重ねて万全の体制で臨んだ本番。試験が終わった直後の率直な感想は……

でくのぼう
もう二度としたくない!!😿
というのが偽らざる本音です(笑)。それほど濃密で、頭をフル回転させた一日でした。それぞれの科目で感じたリアルな所感は以下の通りです。
📖 『読解試験』の感想
私の苦手な細かい文法規則の暗記を問うような問題はほぼ0で、そこはホッとしたポイントでした。 しかし、やはり「応用」という名がつくだけあって、机上の空論ではなく「実際の教育現場」を強く想定した問題が中心でした。教師と学生のリアルなやり取り、先輩教師と新人教師の指導上のすり合わせなどがテーマになっていました。 特に「日本語教員試験らしいなぁ」と強く感じたのは、外国籍児童に関する教育・支援をテーマにした問題が出題されたことです。公立の小・中学校も、これからは登録日本語教員が活躍する非常に大切な場なのだと、試験問題を解きながら改めて実感しました。 また、JSLカリキュラムや海外の日本語教育事情、学習者コーパスに関する問題なども幅広く出題されました。 肝心の難易度ですが、「正直、かなり解きにくかった」というのが感想です。すべて4択問題なのですが、最後の2択まで絞り込めるものの、そこから「決定打」に悩む場面が続出……!この「最後の2択の罠」は、他の受験生の皆さんも口を揃えて仰っていました。
🎧 『聴解試験』の感想
こちらも読解と同様に、現場のリアルなシチュエーションを想定した問題が多めでした。 しかし、何よりも精神的に削られたのは、【出題タイプが完全にバラバラでランダムにやってくる】という点です。 従来の日本語教育能力検定試験であれば、大問ごとに「アクセント」「口腔内」「音声変化」「教材分析」ときれいに綺麗にブロック分けされていますが、今回の日本語教員試験ではそれらがすべてごちゃ混ぜになって襲ってきます。 問題が変わるたびに、自分の脳のなかのスイッチを「発音モード」「音声学モード」「指導法モード」へと高速で切り替えなければならず、これが非常にエネルギーを使いました。
さらに、完全なる予想外だったのが、問題文中の音源に出てくる「日本語教師役のキャラクターたちの会話がめちゃくちゃ早口だったこと」!🗣️ 音声は原則として一度きり。聞き逃したらそこで試合終了という極限のプレッシャーの中、ネイティブスピードに近いその早口に対応するのは、想像以上に骨が折れました😂
最後に
いかがだったでしょうか??
これから(令和8年度以降)試験に挑む皆さんは、まだ完全な公式過去問の数は多くないかもしれませんが、その分だけ今回ご紹介したような市販の参考書や問題集、そしてWEB上の対策コンテンツが非常に充実してきており、以前よりも圧倒的に勉強が捗る環境が整っているはずです💪
今回の記事が、これから日本語教員試験に挑むどなたかの一助になれば、これほど嬉しいことはありません😊 あくまで今回は「実家暮らしのプー太郎」だった私の一例ではありますが、これをベースのたたき台にして、皆さんの日々の仕事や家事、学業といったライフスタイルに合わせた「黄金のオリジナルスケジュール🗓️」をぜひ組み立ててみてくださいね。
今回も最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました! この記事が「参考になった!」「試験に向けてモチベーションが上がった!」と感じていただけましたら、ぜひ過去の投稿や次回以降の【日本語教師養成講座】についての記事も見てください✨️✨️


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