【初めての1学期間を終えて・その②】国籍ごとの違い、授業の工夫、そして新米教師としての「成長」と実感。

日本語教師

皆さん、こんにちは!21世紀でくのぼうです。

 前回の記事では、冷や汗とトラブルの連続だった日本語学校での記念すべき「初日」の様子をお届けしました。ニックネームの聞き取りに苦戦し、遅刻者続出に焦り、教科書が足りなくなるという怒涛のスタートでしたが……。
 あの日から3ヶ月が経ち、ついに初めての「1学期間」を無事に終了しました!
 今回はその総括として、初めての1学期間を通して私がどんな経験をし、現場で何を感じ、そして自分自身がどう成長していったのかをたっぷりとシェアしたいと思います。新米日本語教師として駆け抜けたリアルな本音を、ぜひ覗いていってくださいね👀👀

現場に出て初めて知った「母国語による間違いの傾向」

 養成講座の勉強中や模擬授業の段階でも、頭では

頭の中
頭の中

母国語によって日本語の習得や間違いの癖が違う

という理屈は学んでいました。しかし、実際に何十人もの多国籍な学生を目の前にして授業をするようになると、その理論が「生きた現実」として目の前に立ち現れてきました。
 

21世紀<br>でくのぼう
21世紀
でくのぼう

この出身国の学生たちは、やっぱりあの文型でつまずきやすいな⋯

この言語を母語とする人にとっては、この発音がどうしても難しくなるんだな⋯

 教科書通りにはいかない、それぞれの言語のバックグラウンドに起因する「つまずきのポイント」。それを肌で実感し、一人ひとりに合わせたアプローチを考える作業は、教師として非常にスリリングで、かつ知的な面白さに満ちていました。教科書をただ教えるのではなく、「目の前の学生の母語」に目を向けることの大切さを、この1学期間で痛いほど学びました。

意外な発見?母国語が同じでも「国籍が違う」と衝突しやすい理由

 クラス運営をする中で、もう一つ大きな発見がありました。それは、「たとえ母国語(話す言語)が同じであっても、国籍や文化的背景が違うと、教室の中で衝突しやすい」というリアルな人間模様です。  
 言葉が通じるからといって、必ずしも価値観やコミュニケーションのスピード感が一致するわけではありません。あまり予想していないことだったので非常に興味深いを感じました!!
 「言葉が通じること」と「心が通じ合うこと」は別なんだという当たり前の事実を、多国籍な日本語学校の現場だからこそ、痛感させられました。教師として、そうした文化の壁や摩擦をどう柔らかくほぐし、全員が居心地の良い空間を作っていくか。クラス全体のマネジメントにおいて、非常に大きな勉強になった経験です。

学生たちの個性と、自分の「相性」

この1学期間、様々な国籍の学生たちと向き合う中で、彼らの学習スタイルや特徴、そして「自分との相性」についても見えてくるものがありました。

アジア圏の学生たち丁寧さと、個別のコミュニケーションの楽しさ
授業スタイルや学校文化が日本とどこか似ているアジア圏の学生たちは、全体の規律を重んじ、真面目に机に向かう姿勢が印象的でした。クラス全体としては控えめに見えても、授業後に個別で話しかけてみると、テンポよく冗談が飛び出したり、深い意思疎通ができたりして、そのギャップに何度も救われました
欧米圏の学生たち活発な発言と、授業を回す楽しさ
一方で、欧米圏の学生たちは、とにかく授業中の発言が多く、リアクションが非常に豊かでした。先生の問いかけに対して即座に声が出るため、教室の雰囲気が一気に明るくなります。 振り返ってみると、授業をインタラクティブに進行していく上で、私はこういった反応の良い学生たちのエネルギーに大いに助けられており、相性が良かったと感じています。静まり返った教室に怯えていた私にとって、彼らの「」は最高のカンフル剤でした✨️✨️。

「週2日の授業」が、待ち遠しい週末の楽しみへ

 最初の頃は「無事に授業を終えられるだろうか」「時間内に終わらなかったらどうしよう」と、不安で胃が痛くなる思いを抱えて教壇に立っていました。
 しかし、週2日の授業を重ねていくうちに、その心境はガラリと変わりました。 いつしか、

21世紀<br>でくのぼう
21世紀
でくのぼう

次の授業では、あの教科書の内容をどうやって実際の日常日本語に結びつけようか

とワクワクしながら週末を過ごすようになっていたのです。
 ただ文型を教える機械になるのではなく、「この表現を使ったら、彼らが日本の街で買い物するときに絶対役立つはず!」というアイデアを盛り込み、オリジナルスライドや小道具を準備する。それが教室でピタリとハマり、学生たちの目が輝いたときの快感は、何物にも代えがたいものでした。気がつけば、授業の時間が私自身の最高の楽しみになっていたのです。

初めての3ヶ月で得た、かけがえのない「成長」

 振り返れば、緊張と不安でいっぱいで、小さな失敗も数え切れないほどあった初めての1学期間でした。 「もっとこう説明すればよかった」「あのとき、あの子のフォローを見落としてしまった……」と、授業の帰りに一人で反省会をした日も数え切れません
 それでも、この3ヶ月を走り抜けられたのは他でもありません。目の前で必死に日本語を学び、笑顔を向けてくれる学生たちがいたからです。 不器用ながらも一生懸命に向き合ってきたつもりですが、気づけば私自身も、あの学生たちと一緒に教師として成長させてもらった気がしています
 「楽しかった!」「先生の授業が好きです!」と言ってくれる学生たちの温かさに支えられ、新米講師としての一歩目を、最高の形で踏み出すことができました。

次回予告

 初めての日本語学校での1学期間、そのリアルな奮闘と成長の記録をお届けしてきました。
 さて、次回からは少し話題を変えて、多くの方からご質問をいただく「日本語教員試験(国家試験)の受験対策」について徹底解説したいと思います! 私が実際に使用して合格を掴み取った参考書や、毎日のように活用したおすすめのYouTubeチャンネル、そして働きながらでも無理なく続けられるオリジナル学習スケジュールを大公開します!(以前noteで公開した内容のより詳細バージョン)
 これから試験を受ける方や、効率的な勉強法を知りたい方には必見の内容です。 次の記事も、どうぞお楽しみに!
 最後までお読みいただき、ありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!

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