【新規開講の日本語学校の採用フロー】オフィスなし?教案&PPT提出からオンライン面接、そして全員参加の入社前研修まで。

日本語教師

 皆さん、こんにちは!21世紀でくのぼうです。
 前回の記事では、私が夏季インターンとしてお世話になった「大手日本語学校」の採用フロー(書類選考、対面での模擬授業・面接、そして翌日のスピード通知)についてご紹介しました。
 これまで私は2つの日本語学校で勤務経験がありますが、組織がしっかりとした「大手校」の選考がある一方で、ゼロから立ち上げる「新規開講予定の日本語学校」では、選考のスタイルや準備の段階から全く異なる面白さがありました。
 今回は、前回の予告通り「新規開講予定の日本語学校の非常勤講師・採用フロー」について、私の実体験を基に赤裸々にご紹介したいと思います! まだ校舎やオフィスがない状態での選考や、ちょっと変わった提出課題など、新規校ならではの裏側を覗いてみてください👀👀

新規日本語学校の採用フロー全体像

 今回ご紹介するのは、これから新しく開講する予定だった日本語学校の採用プロセスです。
 大手の定型化されたフローとは異なり、まだ学校が形になっていない段階ならではの柔軟性と、講師側に求められるクリエイティビティ(創造力)が試される内容でした。私の場合は、以下のようなステップで採用へと進みました。

ステップ①:日本語教師専門求人サイトから直接応募📤️
ステップ②:教案および授業用PPT資料の提出
ステップ③:教案選考の通過とオンライン面接👩‍💻
ステップ④:約1時間のオンライン面接
ステップ⑤:内定・採用通知
その後:入社前研修と講師会
一つひとつのプロセスで、実際にどんなことが行われたのか見ていきましょう。

ステップ①〜②:求人サイトからの応募 &「教案・PPT」の提出

 最初のきっかけは、日本語教師専門の求人サイトで見つけた求人でした。興味を持った私は、大手のときと同様に「履歴書」と「職務経歴書」を作成し、直接応募書類を送付しました。
 書類を送ってから約1週間後、無事に書類選考通過の連絡が届きます。 しかし、ここからが大手のときとは大きく異なるポイントでした。なんと、当時はまだ学校🏫を準備中でオフィスすらなかったため、対面での「模擬授業」が行えなかったのです!!
代わりに課されたのが、「教案およびPDF化した授業用PPT資料の提出」でした。

提出された過酷な(?)条件
指定された条件は以下の通りでした。
課目・文型:『みんなの日本語Ⅰ』18課の「〜ができます」(能力・状況)
時間設定: 50分×2コマの想定
提出物: 詳細な教案と、授業で使用するPDF化したPPT(パワーポイント)資料

 実際に生徒の前で授業をするのではなく、自分の頭の中で50分×2コマの授業を完全に構築し、視覚資料まで作り込んで提出するというもの。新米の私にとってはなかなかの大仕事でしたが、自身のICTスキルの見せ所だと思い、気合を入れて作成して送付しました。(もちろん、こちらもしっかり受領メールをいただきました)

ステップ③〜④:教案選考通過 & オンライン面接

教案とPPT資料を提出してから約1週間後、「教案選考通過」の嬉しい連絡が届き、いよいよ次のステップである面接へと進みました。校舎がまだ存在しないため、面接はもちろん「オンライン」で行われました。
オンライン面接の流れ(約1時間)
面接の時間は約1時間程度。大きく分けて2つのパートで構成されていました。
学校についての説明: 勤務校の特徴や、新規開講に向けた今後の流れについての丁寧な説明。
面接: 日本語教師としての適性や考え方を問う質問(日本語教師の採用面接らしい王道な内容がメイン)。
まだ誰も足を踏み入れていない新しい学校を、これからどう作り上げていくかという学校側の熱意がオンライン越しにも伝わってきて、とてもワクワクしたのを覚えています。

ステップ⑤:採用通知と「入社前研修」

 面接を終えてから約10日後、メールにて採用の連絡が届きました。
 大手の翌日通知と比べると少しドキドキしましたが、無事に内定をいただき一安心❤そして、その後も新規校ならではの貴重なイベントがありました。
講師全員が勢ぞろいする「入社前研修+講師会」
校舎の工事や準備がすべて整ったタイミングで、新しく勤務することになる講師のほぼ全員が一同に集まり、入社前研修と講師会が開催されました。
 まだ誰も教えていない、ピカピカの真新しい教室にみんなで集まり、「これからこの学校を作っていくんだ」という一体感を肌で感じられたのは、新規開講校ならではの最高の思い出です。

次回予告

今まで私は2つの日本語学校で勤務経験がありますが、今回はそのうちのもう1つ、「新規日本語学校の非常勤採用フロー」をご紹介しました。新校ならではのオンライン対応や、手作りの入社前説明会など、大手とはまた違った温かみのあるプロセスでしたね。
 ところで、前回ご紹介した「大手校」のフローと、今回の「新規校」のフロー、皆さんならどちらの雰囲気が好きですか?もし自分が働くならどちらに惹かれますか?
 さて、次回は少し時間を巻き戻して、「夏季インターンと同時に養成講座を修了した私が、どんな働き方をしたのか」についてお話ししたいと思います。さらに、新米講師ならではの「初めての学期の過ごし方」や、今だから言える反省点なども皆さんとシェアできたらと思います。
次の記事も、どうぞお楽しみに!

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