皆さん、こんにちは!21世紀でくのぼうです。
前回までの記事では、私が初めて日本語教師として教壇に立った夏季インターンでの奮闘記(ティーンエイジャーの団体クラスと、多国籍の個別クラス)を2本にわたってお届けしました。 実は、あの時にお世話になっていたのは「大手日本語学校」での勤務でした。
さて、これまで私は2つの日本語学校で勤務する機会に恵まれましたが、学校の規模や立ち上げのフェーズによって、採用のスタイルや雰囲気がガラリと変わるのがこの業界の面白いところです。
そこで今回は、前回の予告通り「大手日本語学校の非常勤講師・採用フロー」について、私の実体験を基に赤裸々にご紹介したいと思います! これから就職活動を控えている方や、大手の採用試験ってどんな感じなのだろうと気になっている方の参考になれば幸いです。
大手日本語学校の採用フロー全体像
今回ご紹介するのは、歴史と実績があり、組織体制がしっかりとした大手日本語学校の採用プロセスです。大手の安心感がある一方で、選考のステップやチェックされるポイントは非常に洗練されています。私の場合は、大きく分けて以下のステップで採用まで進みました。
ステップ①:書類審査
ステップ②:勤務予定校での模擬授業 + 面接
ステップ③:採用通知(驚きのスピード感)
一つひとつのステップで、実際にどんなことが行われたのか詳しく見ていきましょう。
ステップ①:書類審査(履歴書・職務経歴書)
最初の関門はもちろん書類審査です。
提出を求められたのは、一般的なフォーマットの「履歴書」に加え、社会人経験がある場合は日本語教育とは全く関係のない分野であっても必須となる「職務経歴書」でした。
〜書類送付後のタイムライン〜
①履歴書と職務経歴書の送付。📤️
②無事に受領されたことを知らせる確認メール。📥️
③約1週間後に「書類審査通過」連絡、次のステップ(面接・模擬授業)の案内がメール📥️
この時期の「通過しました」という連絡は、何度受けてもホッとする瞬間ですよね😊😊
ステップ②:勤務予定校での「模擬授業 + 面接」
書類審査を通過すると、実際に勤務することになる学校の校舎へ赴き、対面での選考試験(模擬授業と面接)が行われます。
① 模擬授業(約20分)
私が担当したのは、初級の「テ形」導入後に行う【〜てもいいですか】の導入と口頭練習でした。持ち時間は約20分程度です。
面接官の教員2名を実際の学生と仮定し、いかにわかりやすく自然に導入できるか、板書やフラッシュカードの使い方、学習者とのインタラクションが細かく見られます。緊張で手に汗を握りながらも、養成講座で鍛えられた経験を総動員して乗り切りました。
<私が通っていた日本語教師養成講座では模擬授業前に厳しい教案添削がありました。先生方には感謝です😂💐>
② 面接
模擬授業のあと、そのまま面接へと進みます。 面白いことに、この大手学校では、書類審査通過の連絡メールと一緒に「事前質問シート」が送付されていました。面接はそのシートに沿って進められます。シートの内容は、以下のような王道かつ本質的なものが並んでいました。
「なぜ日本語教師になったのか」
「これまでの外国語学習歴と、その言語のレベル」
「自分の得意なこと、苦手なこと」
特別な奇問や難問はなく、日本語教師としての適性や人柄を見るための質問が中心です。
そして、大手ならではの重要な質問。面接の中で、特に印象に残っている2つの質問があります。1点目は⋯

この学校はすべての授業をPC(ICT)で実施しています。PCでの授業運営は問題ありませんか?
という点です。
実は、今回の模擬授業自体はすべて紙媒体のアナログ式で行ったため、「紙ベースで教えていたけれど、実際の現場のPC環境についていけるか??」という適応力が強く見られていました。デジタルネイティブ世代の端くれとして、この点はスムーズにクリアできましたが、ICT教育の導入が進む現代の日本語学校ならではの重要なポイントだと感じました。
そしてもう1点は⋯

夏季インターン終了後、通常コースの非常勤講師としての勤務希望はありますか??
という質問です。履歴書記載の【養成講座修了時期】と新学期開始時期が重なっていたこともあり、ご縁があればどうですか⋯?とお誘いでした!!面接中はうれしいです😊とふわっと簡単に返していました。
ステップ③:驚きの翌日通知!
模擬授業と面接という大きな山場を越えて迎えた翌日の14時頃。 スマホに一件の通知が届きました。
「採用の内定通知」でした。
書類を出してから最終結果が出るまでは緊張の連続でしたが、結果の連絡が翌日の14時頃という驚異的なスピード感で届いたときは、嬉しさとともに「さすが大手組織は判断がスピーディーだな」と感心したのを覚えています。
こうして無事に採用をいただき、私の夏季インターン(大手日本語学校での非常勤講師としての第一歩)がスタートすることになったのです🏃💨💨
次回予告
今まで私は2校の日本語学校で勤務経験がありますが、今回はそのうちの「大手学校」のフローをご紹介しました。
次回はもう一つ、「新規開講予定の日本語学校の非常勤採用フロー」についてご紹介したいと思います! 実際の学校や綺麗なオフィスがまだ影も形もない(建設中や準備中などの)状態で行われる採用フローとは、いったいどんなものなのか??他ではなかなか聞けない珍しい事例を、1つの例としてお届けしたいと思います。
次の記事も、どうぞお楽しみに!


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